オーストラリアの市場から考え、日本を見つめる

私は10歳からオーストラリアのゴールドコーストで育ちました。大自然に囲まれ国民がとてもエコな考えを持って生活している国です。ゴールドコーストは人気観光地ですので訪れた方も少なくないかと思います。

人々の暮らしは自然と共存していて、とても豊かで素敵な場所です。

私はオーストラリアで住宅用と小規模産業用太陽光発電の施工・販売を手掛けていました。

州によって異なりますが、オーストラリアでは2008年から太陽光設備の導入を支援するさまざまな制度が整備されているため、日本よりも6年ほど前から太陽光発電バブルが始まっております。そのオーストラリアでは2012年からFITも激的に安くなり、補助金も無くなりました。オーストラリア市場はもう終わりなのかな?と感じていました。そんな折、東日本大震災が起こり、日本人として社会貢献をしなければと決意しました。自然エネルギーへの見直しが図られる中、今こそ日本の為に私の知識、経験が役立てられるはずだと考え、直ぐに動き出しました。

2012年から日本では固定買取り制度、グリーン投資減税による即時償却税制が導入されましたので、世界的な視点でみれば、丁度ひとつのバブルが終わったと同時に新しいもっと大きなバブルが始まったことになります。これは私にとって、1つの波からまた次の新しい波に乗り移る感覚とでもいうような、とても不思議な体験でした。そこから3年が経ち、終息したかと思われたオーストラリアの住宅市場は今現在、全く衰えることなく、さらに前進しています。2012年の段階ですでに30%の住宅には太陽光発電が設置されていたので、今では40%ほどでしょうか。これで証明されたのが自給自足のための住宅用途に関してはFITや補助金は関係ないと言うことです。私が思っていた考えを覆す驚きでした。オーストラリアへ行くと、至る所の屋根に太陽光発電システムが設置されているのを目の当たりにすると思います。電力の自給自足を実現している家庭が多いのです。現に私自身をはじめ、私の家族、友人たちは何年も電気代を払っておりません。

2012年、日本における太陽光市場の現状を調べた時、日本での普及率の低さに驚きました。

早々に太陽光発電技術に取り組み始めたはずの日本と、技術の無いオーストラリアでの普及率に、何故それだけの開きがあるのか不思議で仕方がありませんでした。原発に依存した日本と脱原発の先にある日本の電力問題が浮き彫りになり、そこに日本での再生可能エネルギーの可能性を見つけました。

普及率の開き、その答えは“費用”と“情報の乏しさ”にあると感じました。日本では太陽光発電を実装するのに相応の費用が必要になります。今でも太陽光発電設備の価格がまだまだ高いために、一般の人には手が届きにくい現状があります。2012年の段階で、オーストラリアでは住宅5KWシステムを材工込み$10000で設置をしていました(日本円で約80万円)。もちろん品質、保証がしっかりとした一流メーカーの製品のみ使用していました。今ではもっと安くなっています。なぜ日本はこんなに高額なのでしょう?価格差は倍です。

次に情報の乏しさ。グローバル社会となった今でも日本国民にとってはまだまだ馴染みのある日本語の情報が主な情報源となっています。世界共通語とされている英語圏と比べ、世界中の情報が瞬時に入ってきづらい環境にあります。日本語に訳された情報はバイアスされているのではないでしょうか?

太陽光発電の設置、それ自体はそれほど難しくありません。必要な設備とその仕組みさえ理解すれば、電気工事士であれば簡単に設計し設置することが可能です。

オーストラリアではシステム保証やID施工などの概念はありません。まやかしです。本当に必要なのは「製品保証」と、正しく責任をもって施工が行われる事に対する「施工保証」のみなのです。

 

日本における市場をグローバルな市場と同じレベルまで持っていくことができれば、日本での普及率も大幅に上げることも可能です。これが私の夢です。

自然と共存するエネルギー世界を愛を持って日本から実現させる。

 

私たちソーラー・フォー・ジャパンは、太陽光システムに関する正しい知識、グローバル市場でのコストをまずは日本に定着させ、志を共にする全国の施工店様と共に日本市場の活性化、ひいては電力の自給自足を目指してまいります。

 

日本の空に太陽光発電を Let’s Solar for japan